たからばこ店長講座 |
このコーナーは、モデラーとしても名高い(?)たからばこ店長の、テクニック講座です。 初歩的なものから、ウルトラC級マル秘テクまで、順次紹介していきたいと思いますので乞うご期待。 (あんまり更新できないと思うけど、がんばります。) |
セメント(接着剤) |
プラモデルのパーツは適当なセメントで接着すれば良いだろう。な〜んて思っていませんか! セメントにもいろいろ種類が有るので、それに合った使い方をしましょう。 セメントには、大きく分けて4種類の物が有ります。それでは順に簡単に説明しましょう。 |
○プラモデル専用接着剤タミヤセメント40ml 210円(税込):20ml 157円(税込)・・・通常皆さんが一番使用しているセメントで、接着する部分の両面に薄く塗り、すぐにはり合わせます。完全に乾くまで部品は動かない様気を付けましょう。大きい部品などはセロテープで張っておくと便利です。 ※ワンポイントアドバイス「接着面にわざと多めにセメントを塗ってはり合わせましょう。そうすると余分なセメントがはみ出すので、乾いたらそれをカッターで削りフィニッシングペーパー#2000で磨くんです。はり合わせのスキ間が無くなり、パテでスキ間を埋める手間も無くなるので、一度試してみて下さい」 |
○プラモデル専用接着剤(流し込みタイプ)タミヤセメント315円(税込)・・・これは水の様なセメントで、小さなパーツや後からセメントを補充したい時に使います。小さなパーツなどは先にセメントを塗って張ると、セメントの跡が残ることがあります。こんな時パーツをピンセットで付けておいて、後からセメントを流し込むのです。これだとセメントの跡も残らずきれいに仕上がります。飛行機の機体などはパーツを合わせて、テープやクリップなどで先に止めておいて流し込めば、楽にしかもきれいに仕上がります。戦艦などの組み立てにもこの方法は便利だと思います。 ※ワンポイントアドバイス「テープ止めなどをした時、パーツとテープの間にセメントが染み込まない様に気を付けて下さい」 |
○瞬間接着剤:タミヤCAセメント367円(税込)・・・文字どおり一適で部品をくっ付けるセメントです。タミヤの場合他社と違って乾くまで若干時間が掛かるようで、すぐになら接着位置も変えることができます。また低白化タイプなので乾いた時あまり白くなりません。ただし少しは白くなりますから組み立て全体をこのセメントでやるのはあまりおすすめできません。金属パーツなどを接着するのには良いと思います。ミニ四駆の補修や補強、ジオラマの制作には欠かせないでしょう。 ※ワンポイントアドバイス「説明書には透明の物にも使えると書いていますが、白くなるのでやめた方が良いです」 |
○ゼリー状瞬間接着剤セメダインゼロタイム420円(税込)・・・ゼリー状なのでたれることが無く、とても扱い易いセメントです。ゼリー状だから乾くまで少し時間は掛かりますが、何でも接着してしまう万能接着剤です。特にミニ四駆には最適で、いろんな使い方が考えられます。 ※ワンポイントアドバイス「ミニ四駆のホイールが走行中に外れてしまう。なんてことがよく有りませんか?これを一滴シャフトの先に付けてホイルを差し込むだけで外れなくなります。但し、着けすぎるとボールベアリングの回転が悪くなるので気を付けましょう。FRPなどで補強する時もこれでやれば、まず外れることは有りません。私もミニ四駆とRCにはよく使用しています」 |
スプレー塗装 |
缶スプレーの場合 |
1.まずよくふって中の塗料をかきまぜます! 2.雨の日や湿気の多い日のつやありのスプレー塗装はさけましょう。 3.スプレーは20cm〜30cmくらいはなして吹き付けます。 (あまり近つけると、たれたり泡が出たりする事があります) 4.塗装はなるべく外の方が良いのですが、換気を良くした室内でもよいでしょう。 (まわりをよごさないように、いらないダンボール箱などのふたを切って、その中で塗装すると、風もふせげます)こんな物もあります→クリック 5.塗装はうすく何回かに分けて塗りましょう。 (塗装と乾燥を何回かくりかえします。つや消しの場合2回くらい、つやありの場合3〜4回できれいに仕上がります) 6.缶スプレーを最初に吹き付けるとき、ノズルから大きめのつぶが出るので、必ず試し吹きをしましょう。 7.塗装は塗りたい所より少しずらして吹き付け始め、缶をスライドさせて塗りたい所を過ぎてから止めます。 (スライドさせる時、一個所にスプレーが集中しないように、うまくスライドさせて下さい) 8.スプレーを使ったあとは、缶をさかさにして2〜3秒空吹きします。 9.最初からうまく塗ろうと思わず、経験をつんで、自分のやりやすい形を見つけてください。 |
エアーブラシの場合 |
エアーブラシの場合も缶スプレーの手順とほとんど変わらないですが、ノズルが缶より細く、細かく調節することができるのでよりきれいに塗装ができます。迷彩塗装もフリーハンドでらくにできます。但し、塗装時間は缶スプレーよりかかります。 エアーブラシにはエアーボンベ式とコンプレッサー式があり、私としては圧も高く、安定してエアーを供給してくれるコンプレッサー式をおすすめします。 |
タミヤバジャー250U 3,675円(税込) タミヤバジャー350U 7,140円(税込) |
シングルエアーブラシセット 9,345円(税込) |
エアーカン180D 630円(税込) エアーカン420D 840円(税込) スペアボトル94円(税込) |
スプレーワーク・ベーシックコンプレッサーセット (エアーブラシ付) 11,340円(税込) |
スプレーワークHGコンプレッサー・レボ (HGシングルエアーブラシ付) 28,350円(税込) ☆店長おすすめ品! |
スプレーワークHG シングルエアーブラシ 7,560円(税込) |
スプレーワークHG エアーブラシ 13,440円(税込) |
スプレーワークHG スーパーファイン エアーブラシ 11,550円(税込) ☆迷彩塗装に最適! |
スプレーワークHG トリガーエアーブラシ 16,590円(税込) |
スプレーでの迷彩塗装テクニック |
缶スプレーで迷彩塗装をする場合、マスキングテープによる塗装と、厚紙などを使った塗装があります。 厚紙での塗装:大きめの厚紙に塗装したい迷彩パターンよりすこし小さめの穴をあけます。塗装面より厚紙を1〜2cmくらいはなし、さらに缶を30cmくらいはなして塗装します。厚紙の場合はマスキングと違って色の切れ目がぼやけてしまいますので、プラモの種類にあわせて選んでください。 マスキングでの塗装:マスキングをカッターなどでこのみの形に切り塗りたい所に貼ります。その時接着面が浮かないように(すきまがあるとそこに塗料がしみこむ場合がある)気をつけましょう。完全に乾燥したらマスキングをゆっくり剥しましょう。 |
塗料の種類と特徴 |
今回は塗料の種類とその特徴について説明していきたいと思います。 塗料には大きく分けて3種類あります。 |
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(水溶性のアクリル樹脂を使った筆塗り、吹きつけ用塗料) :筆を水で洗うことができるので便利で経済的。 :溶剤、フラットベースは専用のものを使用。 各126円(税込) 見本:アクリルでの塗装完成品 |
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(乾燥がはやく、吹き付け塗装に適した塗料) :塗膜が強く他の塗料が重ね塗り出来る。 :溶剤、フラットベースは専用のものを使用。 各126円(税込)一部157円(税込) 見本:ラッカー系での塗装完成品 |
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(乾燥時間が長いが、その分ムラなくつやもきれいに出る) :筆塗りに適した塗料。 :溶剤、フラットベースは専用のものを使用。 各126円(税込)一部157円(税込) 見本:エナメルでの塗装完成品 |
重ね塗り○.×.表上塗り表 | |||
↓下地:上塗り→ | エナメル | アクリル | ラッカー |
エナメル | ○ | × | × |
アクリル | ○ | ○ | × |
ラッカー | ○ | ○ | ○ |